過敏性腸症候群について
過敏性腸症候群は、腸に炎症やポリープなどの異常が発見できないのに、腹痛とともに下痢や便秘などの症状が慢性的に起こる病気です。
原因は不規則な生活や暴飲暴食なども考えられますが、多くの場合はストレスが発症に大きく関わっているとされています。
腸の動きは自律神経によってコントロールされているので、睡眠不足や慢性的な疲労、環境の変化、人間関係などの影響によって自律神経が乱れることで、症状が現れやすくなります。
過敏性腸症候群は日常生活に大きな悪影響を与えることが多いため、早めに受診することをおすすめしています。
よくある症状
- 下痢または便秘が長く続いている
- 下痢と便秘を交互に繰り返している
- 腹痛や腹部の不快感がある
- 1日に何度もトイレに行く
- 腹痛や腹部の不快感を伴う便秘が続いている
- ガスがたまっておならがよく出る
- 膨満感がある
過敏性腸症候群の治療
過敏性腸症候群はストレスの影響が大きいため、まずはストレスの原因を把握し、出来る限り解消することが大切です。
また、「ストレスの影響の受けやすい腸を持っている」と自身の状況を受け入れることも重要であると言えます。
過敏性腸症候群は、根本的な治癒を目指す疾患ではなく、上手く付き合い正しくコントロールしていく疾患です。
当院では、患者様の気持ちや感じ方を共有しながら、症状を改善させる目的の薬を患者様の状況に合わせて併用し、治療に取り組んでおります。