予約の必要はありませんので、診療時間内に直接お越しください。
腹部エコーをご希望の方
お腹にゼリーを塗り、その上に端末器を当てて検査しますので、お腹を出しやすい服装でご来院ください。
また、8時間前から食事を控えるようにしてください。お水・お茶は摂取していただいて構いません。
検査時間は10~15分くらいです。
頸部エコーをご希望の方
首にゼリーを塗り、その上に端末器を当てて検査しますので、首を出しやすい服装で ご来院ください。
検査時間は15分~20分くらいです。食事の制限はありません。
腹部エコーについて
腹部(みぞおちから、わき腹のあたり)に超音波をあて、5つの臓器(肝臓・胆のう・膵臓・脾臓・腎臓)を中心に、異常がないかを調べます。胆石、ポリープ、のう胞、腫瘍などの限局性病変、脂肪肝、慢性肝炎などのびまん性疾患、各臓器の形態などを観察する検査です。
腹部エコーをおススメする方
- 健康診断、人間ドックで肝機能障害を指摘された(γGTP、AST(GOT)、ALT(GPT)、TB(総ビリルビン))
- 健診で経過観察を勧められた(胆石、胆のうポリープ、血管腫など)
- 腹痛がある(みぞおちの痛み、側腹部痛など)
- 糖尿病である、または最近悪化してきている
- B型肝炎C型肝炎がある、またはその既往がある
- 胆のうに石やポリープがある
頚動脈エコーについて
頚動脈エコー検査では、頚動脈の状態を超音波によって検査し、心筋梗塞や脳梗塞、大動脈解離などの命にかかわる病気が発症するリスクを調べます。
脳梗塞がひとたび起こると手足の麻痺や言葉の障害がおこり、寝たきりになることもあります。
そのようにならないために頚動脈エコー検査で頚動脈の動脈硬化(老化も含む)やアテローム硬化の状態を評価し、脳梗塞や心筋梗塞のリスクを診断します。
頸動脈エコーをおススメする方
- 糖尿病・脂質異常症・高血圧・肥満などの生活習慣病の指摘を受けている、脳卒中や心臓病の既往歴がある
- 健康診断で“メタボリックシンドローム”と診断された
- 高血圧、糖尿病、高脂血症などの生活習慣病をもっている
- たばこを吸っている
- 脳梗塞にかかったことがある
- めまいの症状がある
甲状腺エコーについて
甲状腺エコー検査では、頸部に超音波を当てて、甲状腺に異常がないかを調べます。
甲状腺は体に必要なホルモンを生成する重要な臓器で、甲状腺のはたらきに異常が出ると、体のさまざまな部分に不調が出現します。
超音波検査では、甲状腺の肥大や、形がいびつになっていないか、腫瘍の有無、甲状腺の内部や周囲の血流の状態を観察します。
甲状腺エコーをおすすめする方
- 身内に甲状腺にまつわる病気を患った人がいる
- 検診や人間ドックで、甲状腺の異常を指摘された
- のぼせ、急激な体重減少、動悸、手指の震え、異常発汗がある
- 倦怠感、冷え性、血圧が低い
- のどの付近が、腫れているもしくはしこりを触れる
- 放射線の被曝をした