尿トラブルについて
尿のお悩みは大変デリケートな問題ですが、男女ともに存在します。
男性の場合は主に40代以降に少しずつ増える頻尿や残尿感のお悩み。女性の場合は20代~30代によく見られる膀胱炎や軽度の尿失禁やおりもの。40代以降の中高年女性になると膀胱の筋肉の衰えによる失禁などのお悩みが増えます。
排尿トラブルの治療は、まずは患者様の症状をしっかり伺い、正確に診断することから始まります。例えば尿が近い、尿をした時に痛みを感じる、尿をした後もまだ残っている感じがするなどの症状の場合には、膀胱炎と考えられ、抗生物質の内服が必要になります。
様々な尿トラブルの診断と治療のためにも、いつからどのような症状がみられ、1日のうち昼の尿の回数と夜の尿の回数など、記録したものがあるようでしたら、ご持参いただくと診断に役立ちます。
尿トラブルの治療
当院では、年齢、性別、症状、併存疾患、生活環境に応じた適切なアドバイスをおこない、患者様ひとりひとりに応じたお薬を選び治療を開始します。
恥ずかしくて誰にも相談できず、一人で悩んでいる患者様も多いかと思いますが、尿のトラブルは実は「治せる、あるいは改善が期待できる病気」です。
自宅でできるトレーニング方法や、お薬による治療など、現代の医学では沢山の選択肢がありますので、「年だから」と諦めずに前向きに取り組んでいきましょう。
尿トラブルには様々な種類があり、また程度によっても治療法が異なるため、お悩みの方はまずご相談ください。